えばたリサイクル

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文月たんの*ist Dレヴュー(Asahiパソコン)

 *ist DについてはPC USER時代に一度レビューされていますが、今回はアサパソに舞台を変えてのレビュー。
 読後感想ですが、「だいたいその通りかな」と。確かに物量作戦で勝るニコンキヤノンに比べれば、「華」のない*ist Dは絶対的に不利。ただD100や10Dクラスとの競合機種ですから、D70やKissDのお客さんとは違う層に対する訴求点として、「ペンタックスらしさ」を押し出した仕上がりのボディはある種正しい方法とも言えますしユーザーとして嬉しく思う点です。ただ悲しいかな、宣伝に投下できる資源の乏しさ(ってゆーかニコキャノと比べればもともと規模が違うし)にしても、使い込んではじめて分かる素性のよさにしても、店頭に並べられてよーいどんをしたらD70やkissDがなくても辛い部分はあります。だからこそ、そんな「良さ」が伝わればいいなあと思うのです。筐体の作りにしても絵作りにしても、機能の面でも愚直なまでに素直というか、そこがひとつの魅力なんですが、実際にはひっそりと咲くかすみ草になっちゃってるのですよねえ。
 文月たんが指摘している「専用レンズが少ない」「超広角レンジがない」とかなんですが、どうしてあそこまで10ミリ台に固執するのかなあという印象。先日発売されたDA14mmF2.8では21.5mm(35mm換算)になるんですがそれでも10ミリ台じゃないからあかんのやろか。確かに「ズームレンズではないので汎用性が低い」ですが、DAレンズ2作目が単焦点ってのもペンタックスらしくて面白いと思ったんですけどね…。そんなね、ニコンキヤノンみたくぽいぽいとレンズ出せないっすよ。それにシグマやタムロンなんかのレンズ使うのもアリじゃないでしょうか。smcPENTAX「であること」にこだわるなら話は別ですが。
 とはいえ、低価格一眼レフ市場への参入を表明した以上、標準セットとしてDA16-45やFAJ18-35はちと弱いかな。スペックが落ちるのはやむをえないけど18-70クラスの「標準ズーム」セットレンズが必要になるのではないでしょうか。