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Adobe Photoshop CSのRAW現像機能


 Adobe Photoshopの新バージョン"CS"にはプラグインの形式でデジタルカメラの生データを現像する機能が搭載されました。で、今回アップデートでPENTAX *istDのRAWデータもサポートされましたので早速使ってみることにしました。
 *istDに付属するペンタックス純正の現像ソフト"PENTAX Photo Laboratory"で操作できるパラメータは以下の通りです。
 ・ホワイトバランス(*istDにプリセットされたものから選ぶか、あるいはグレー点を指定する)
 ・トーンカーブ
 ・増減感
 ・コントラスト
 ・彩度
 ・シャープネス
 パラメータはベーシックなもので使いやすくはありますが、プレビュー画面の大きさが可変できないのが大きな不満要素でした。また現像される画像があまりきれいでない、という意見も見受けられました。
 これに対しPhotoshop CSの"Camera RAW"では読み込み時に以下のパラメータ操作が可能です。
 ・ホワイトバランス(プリセット7+カスタム1、あるいは色温度と色かぶり補正)
 ・露光量
 ・シャドウ
 ・ハイライト
 ・コントラスト
 ・彩度
 ・シャープネス
 ・輝度をスムーズに
 ・偽色の低減
 ・色収差補正(R/C,B/Y,ビネット適用量)
 ・色調補正(RGB独立して色相・彩度、シャドウの色かぶり補正)
 とりあえず使ってみましたが、非常に使いやすいです。多くのパラメータが操作できますがきっちりジャンル分けされており、動作も結構きびきびしています。プレビュー画面の大きさも任意に可変できますし、操作を行った後はPhotoshop CSに読み込まれるので更なる加工を続けて行えますしね。さらに使い込んでいけば不満とか出るかもしれませんが、まずは満足でございますわ。
 RAW現像ソフトといえばフリーで「源蔵」がありますが、あっちは全て英語表示でなおかつパラメータが豊富すぎてよくわかんなかったっす。